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廃棄物ガスを利用、燃料電池で発電
【その他】発信:2003/03/14(金) 13:16:49
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中部電力は、新名古屋火力発電所構内に設置した300キロワット級溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)での商用発電を国内で初めて開始した。同社は、平成14年度から16年度までの3年計画で廃木材、廃プラスチックなどをガス化し、MCFCで発電を行うシステムの実証研究を進めており、昨年から新名古屋火力発電所構内にMCFCの商用第1号機を導入し、据付・調整を進めていた。商用機としては国内で初めての発電となる。
高温で作動するMCFCは、リン酸形(PAFC)および固体高分子形(PEFC)燃料電池と違い、一酸化炭素(CO)による性能劣化がないため、COを多量に含む廃棄物ガス等を効率良く燃料として利用することができる。
同機ではさらに、運転圧力を大気圧よりも高くすることで発電効率の向上を図っており、天然ガス使用時において小規模自家発並みの出力(300キロワット以上)でありながら、現在最も発電効率の高いコンバインドサイクル発電設備に匹敵する54%という性能を有している。
この研究により廃棄物ガス化発電が実用化すれば、比較的小規模の施設においても高い発電効率(40%以上)が可能となり、廃棄物発電の普及促進が期待できる。廃棄物処理におけるエネルギーの有効利用、CO2排出量の抑制など、資源循環型社会の構築に寄与するものと期待される。
発電開始以降のスケジュールは、当面、天然ガスによる基本性能の確認を行い、15年度から廃棄物ガスを模擬した低カロリーガスによる発電試験を石川島播磨重工業と共同で実施する予定。また、廃棄物ガス化炉についても設置工事を進め、15年度末からは今回発電を開始したMCFCと組み合せ、廃棄物ガス化発電システムの実証試験を行う計画。
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