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超耐熱性セルロース分解酵素、量産化技術確立に成功
バイオ】発信:2005/03/30(水) 15:48:00  

  ケミカルウォッシュのジーンズは、普通の青いジーンズをセルロース分解酵素に浸けて色を落としている。洛東化成工業は、鵜高重三名古屋大学名誉教授と石川一彦産業技術総合研究所主任研究員の成果をもとにした高温にも耐えられるセルロース分解酵素の量産化に成功した。ジーンズなどの繊維だけでなく、農産廃棄物処理等に活用できるものと期待される。

  繊維産業では、織布時の断糸を防ぐために使った糊の除去、精錬、漂白、染色工程、生地の風合い改質など、加工処理の多くは90〜100度Cで行われる。しかし、セルロース分解酵素を使う綿布の改質は、酵素の至適温度が60度C以下であったため、一度温度を下げて、次の工程ではまた上げなければならなかった。

  しんかい2000が沖縄海溝内の熱水鉱床から採取したPyrococcus horikoshii OT-3の超耐熱性セルロース分解酵素の遺伝子を、Bacillus brevisを宿主とする高効率タンパク質生産系に組込んで超耐熱性セルロース分解酵素を生産した。

  その生産性を高めるために、組み換え菌の中からさらに高生産する変異株をスクリーニング。培養条件の最適化を行うことによって、従来の約3倍の生産性を得ることに成功した。また大量生産のために撹拌速度や通気条件などの培養環境、培地組成について種々検討することで、5キロリットル培養槽へとスケールアップし、月産10トンの製造プラントの運転で、高純度で高い活性を有する超耐熱性セルロース分解酵素の量産技術を確立することに成功した。この酵素を使ってジーンズの高温処理を行ったところ、良好な風合いが得られたという。



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