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理研、ヒト11番遺伝子カタログ作成
バイオ】発信:2006/04/19(水) 23:52:06  

  理研・ゲノム科学総合研究センターを中心とした、日米英からなる国際共同研究チームは、ヒト11番染色体の遺伝子カタログを作成した。11番染色体は、1番、2番、19番染色体に次いで遺伝子密度が高く、疾患との関連性が高い。同グループは、ヒトゲノム配列解読後も高精度な解析を続け、独自に開発した手法を用いて34個の新規遺伝子を含む1524個の遺伝子の詳細な解析およびゲノム構造を明らかにした。

  これらには糖尿病や白血病などとの関連性が示唆されているものが含まれている。また11番染色体上には、原因遺伝子があることがわかっているが、その同定までには至っていない86もの疾患が存在する。今回明らかになった遺伝子カタログと個々の遺伝子の情報は、これらの疾患研究に大いに役立つと期待される。

  同グループは遺伝子発見プログラムDIGITを開発し、遺伝子領域の予測、と予測遺伝子の実験的検証を行って新規遺伝子34個を発見した。これらの多くは発現量が極めて低く、従来手法では検出不可能な遺伝子であった。

  またヒト嗅覚受容体遺伝子群が密集した領域を詳細に解析することで、369もの重複遺伝子の構造と並びを決定した。現在、国内外で同遺伝子群の進化上の意味づけ研究が進んでいるが、これらの基盤となる遺伝子構造を初めて明らかにした。今回の研究成果はネイチャーの3月23日号に掲載された。

※DIGIT:FGENESH、GENSCAN、HMMgeneといった複数の遺伝子発見プログラムの解析結果を体系的に組み合わせて遺伝子を発見するアルゴリズム(URL)。DIGITは上記プログラムが検出してしまう多くの擬陽性エクソン効果的に取り除くことができる。



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