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スパコンで銀河の進化を解明、専修大・森氏ら
【その他】発信:2006/04/27(木) 23:22:15
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〜原始の不規則銀河から楕円銀河の生い立ちを再現〜
専修大学の森正夫助教授(米カリフォルニア大学ロザンゼルス校客員教授)らは筑波大学と共同で、原始宇宙の不規則銀河が現在広く存在する楕円銀河へと進化していく姿を約10億年のスケールで再現した。太古の天体の存在の謎の一つを、地球シミュレータを使って解明。米科学誌『ネイチャー』に3月30日、掲載された。なお、シミュレーションで作製された画像は掲載号の表紙を飾った。
すばる望遠鏡などの観測から、100億年以上前の太古の天体の存在が次々と明らかにされ、その存在理由の解明で宇宙や銀河の誕生の謎に迫れると期待されている。森助教授らはこの中で、水素原子ガスから一種の紫外線(ライマンアルファ輝線)が放出される泡状構造のライマンアルファエミッターと呼ばれる天体に注目。この天体が超新星爆発の影響を受けていると仮説を立て研究を進めた。
その結果、地球シミュレータを使って流体力学計算をすると、ライマンアルファエミッターが原始の銀河だったことが分かった。生命の起源の元素など様々な重元素の生成、星形成などの現場で、この内部では多数の超新星爆発が起こっていた。また、この爆発で水素原子ガスが熱せられ、ライマンアルファ輝線を放出することも分かった。
特に、宇宙のある領域で膨張が収まったことを起点に計算を進めたところ、その約3億年後には水素原子ガスや泡状構造の度重なる衝突を経て、ライマンアルファエミッターが形成された。実際に撮影されたものと酷似し、世界初の再現例になったとしている。
さらに、ライマンアルファエミッター誕生後の様子を解析すると、計算開始後10億年には一定領域から泡状構造の外側にあったガスが領域外に放出される一方、形成された星とともに内部に漂うガスも現れた。このまま成長すると現在、その存在が数多く知られる楕円銀河に進化していくと見られる。これにより不規則銀河から楕円銀河への進化プロセスを解明できたことになるという。
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