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モバイル型アスベスト溶解無害化リサイクルシステム
【その他】発信:2007/06/09(土) 11:01:23
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東工大原子炉工学研究所の有冨正憲教授(同所長)と渡邊解体興業、愛知産業らは共同で、解体工事現場で吹き付けアスベスト廃材を無害化処理できる「先進的モバイル型アスベスト溶融無害化リサイクルシステム」を開発したと発表した。システムのデモンストレーションが5月14日、東工大大岡山キャンパスで行われた。
開発したシステムは解体現場に持ち込む事ができ、全てのアスベスト(白、青、茶)を再利用可能で無害な2〜5mm程度の粒形ガラスに整形する。処理に使用した水もその場で廃水できるレベルまで浄化できる。ガラス化すると体積は廃材時の40分の1に程度まで抑えられるほか、埋立などの諸費用を考えると大幅なコストダウンが見込まれる。ガラスは耐熱ガラス、装飾ガラス、コンクリートなどの材料に利用できるとしている。試作機の製作費用は5000万円以下。
アスベスト廃材は、飛散を防止した上で無害化もしくは埋立処理が廃棄物処理法で定められているが、埋め立ててもアスベストの形状は変わらないため根本的な解決にならず、埋立地も不足している。
開発したシステムは、小型モバイル仕様のバキューム機、沈降タンクとへパフィルターで構成されるアスベスト廃材の収集装置、インバータ方式のアスベスト処理量を制御できるスクリュー式水絞り機、連続投入と冷却処理が可能な電磁誘導連続溶融装置(写真)、循環利用するアスベスト沈降水のアスベスト除去のためのMAXフィルターとその処理装置で構成される。無害化のしくみは、アスベスト廃材を収集し飛散性を無くすため水に沈降させ、20%程度の含水率に調整、粘土状になったアスベストを1600〜1800度に加熱してガラス化する。
アスベストは非常に細かいガラス繊維であり、溶融して形状を変化させれば無害化できる。アスベストの物質自体に毒性は無い。
東工大と同社らは現在、解体作業時に作業員の曝露を防ぐ無人システムの開発に取り組んでいる。また、すでに解体されたアスベスト廃材の処理を目的とした大規模装置の開発にも取り組んでいるという。
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