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レンズ板方式の立体テレビ、映像の視域を2倍に拡大
【IT】発信:2007/06/21(木) 23:59:16
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〜SHV用いて画素数増加〜
NHKと日本ビクターは、インテグラル方式の立体テレビに、スーパーハイビジョン(SHV)の映像技術を導入して、立体増を勧奨できる範囲(視域)を従来の2倍に拡大することに成功した。
インテグラル方式は、微小なレンズを多数並べたレンズ板を通して、TVカメラで被写体を撮影し、その投射映像を再びこのレンズ板を通して視聴者が見ることで、簡単に立体映像の鑑賞が出来る技術である。
同方式は特殊な立体視用メガネなどが不要であり、視聴者が頭を傾けたり、横になって見たりしたりしても立体視が可能な優れた3D映像表示方式である。 NHKでは、同方式を用いて、走査線2000本クラスの映像が立体視できる、撮影・撮像表示の実験システムをこれまでに開発してきた。しかし視域が狭く、スクリーンの真正面からでないと立体視できないという問題があり、1人ぐらいしか鑑賞できない欠点があった。
今回はその問題を改善して、従来よりも2倍程度視域が広い、SHVによる立体テレビを開発したものである。視域を拡大するには、立体表示レンズ板を改善する必要性があるが、レンズ板の焦点距離を短くすることで光が広がり、より広い範囲に立体像を再生できる。しかし、その分だけレンズ板から離れた被写体の立体像はぼやけてしまうため、それを補うのに、もと映像の画素数を増やさなければならない。
そのため、今回は現在最高の解像度をもっているSHVの映像技術を導入することによって、画素数を大幅に増やして視域拡大に成功した。
また通常のSHV表示では、2台のプロジェクタの映像を合成しており、これを立体表示に応用すると、投射歪み等により映像の位置が正しい位置からわずかずれても、立体像の歪みや視域低下につながってしまう問題があった。そのため、今回のシステムでは、2台のプロジェクタの投射光をハーフミラーで合成して光軸を正確に一致させて、その上でさらに映像の歪みや位置ずれを映像信号処理によって補正している。
これらにより、視域を約2倍に拡大したSVH立体テレビの実験システムを開発するのに成功した。
NHKでは今後、レンズ板上における微小レンズの数をさらに増やすなど、研究開発を一層進めて、立体映像の解像度改善に取り組んでいく。
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