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日本機械学会機械工業・産業機械分野の法人と連携
その他】発信:2007/08/23(木) 18:33:13  

〜技術者資格の社会的ステイタス向上へ〜

  学協会の役割として、会員相互の情報交換や学問の発展などの他に、職能集団としての地位向上があるが、医学系以外ではあまり多くの成功例はない。日本機械学会(齋藤忍会長)は6月、機械工業・産業機械分野の法人を主な会員とする日本機会工業連合会、日本産業機械工業会と連携することで、同学会の技術者資格「ISO機械状態監視診断技術者(振動)」「計算力学技術者」の社会的ステイタスを高められそうだ。

  「ISO機械状態監視診断技術者(振動)」資格は、センサや機器を用いて工場設備等の機械の振動を測定・解析し、その機械が正常に作動しているかを判断する技術者の能力を保証する。技術者レベルは4段階に分かれている。「計算力学技術者」資格は、これから設計しようとする製品をコンピュータ上に仮想構築し、変形・振動・熱伝導といった力学的挙動を解析することで、その製品が適正に設計されているかを判断する技術者の能力を保証する。現在、「固体力学分野(有限要素法)」と「熱流体力学分野」の試験を実施しており、今後は「振動・制御分野」も対象とする予定。

  2つの資格が開始されてから今年で4年、受験者数はそれぞれ1500人を越え、合計で3500人を突破した。受験者は大企業の技術者から中小企業の技術者まで幅広く、ものづくりの第一線で働く技術者に注目の資格として定着している。

  製品の品質を保持するためには、設計から品質管理までの全ての段階で正しい診断・解析をするのが必須であり、そのためにも技術者には高い能力が要求される。機械学会の2つの資格は、「技術者の品質を保証することにより、診断・解析結果の信頼性を裏付けることができる」というのが最大の価値。この診断・解析のスペシャリストという側面で、国家資格の技術士とは異なる新しい資格となっている。

  また、国際資格の「ISO機械状態監視診断技術者(振動)」は、米国Vibration Instituteとの相互認証、韓国への認証事業技術の供与を実施するなど、国際的な展開を既に図っており、今後は「計算力学技術者」資格とともに全世界で役立つ機械系の技術者資格を実現できる。これらの資格を取得することで、技術レベルやキャリアの国際的裏付けにすることができる。企業にとっても自社の業務品質保証や、アウトソーシングする際の判断基群としても活用できることから、さらに資格の活用が拡がりそうだ。



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