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ドナウ川の水質汚染進む、モニタリング調査結果から
【その他】発信:2007/10/10(水) 00:16:57
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徳島県保健環境センターの大垣光治主任研究員と徳島大は共同で、国際協力の一環として02年3月から2年間、ルーマニアのドナウ川水質モニタリング調査に協力した。汚染の指標となるBOD(生物学的酸素要求量)や全窒素量、全リン濃度などを測定。公表された10カ国の最新データ(03年)と照合した結果、ドナウ川中流ハンガリー及びその下流の汚染が特に高いことが明らかになった。この成果は9月19日から3日間、徳島大学常三島キャンパスで開催された日本分析化学会第56年会で発表された。会場では口頭、ポスターなど総計769件の発表が行われた。
ドナウ川はシュバルツバルトを源流に、ドイツからルーマニアまで欧州10カ国を流れ黒海に流入している国際河川。これら10カ国は96年から国際モニタリングネットワーク(TNMN)を組織し、毎月ドナウ川の水質調査を実施。調査結果はドナウ川保全国際委員会(ICPDR)が公表している。
TNMNの目標としている水質はBODが0.5mg/lで日本の公共用水域のB級と同程度。公表データによると03年のBOD値は、ドナウ川本流の調査地点のうち17%が目標水質を超えていた。これらはハンガリー及びその下流のドナウ川流域に集中している。特にハンガリーは10カ国中BOD値が最も高く、ルーマニアは栄養塩濃度が最も高かった。中流域であるハンガリーの汚染が最も高い理由として、上流に建設されたダムの影響と大都市の生活排水の流入が考えられるという。
TNMN参加国の経済状況や環境問題への取り組みは国毎に異なるため、分析手法は統一されていない。ルーマニアの一人当たりのGDPはEU加盟国で最も低く、日本の1/10程度。(科学、9月/21号7面)
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