「産官学連携」では、最近のテクノロジーの動向、企業・大学の技術開発の動き等をタイムリーに紹介していきます


週刊科学新聞
週刊通信情報
【購読申込み】
産官学連携TOP バイオ ナノテク IT その他



 「産学連携」紹介
「産学連携」では、最近のテクノロジーの動向、企業・大学の技術開発の動き等をタイムリーに紹介していきます

 過去記事検索
 [検索方法]


















    転職ならen
    派遣ならen
    ICTソリューション
    AGAには自毛植毛
    AGAに発毛を
    バーコードICカードのDENSOWANE
    SEO
世界最速ベクトル型スパコン、NECがSXの新モデルを市場投入
IT】発信:2007/11/27(火) 12:25:47  

〜単一コアで100GFLOPS超を達成〜

  NECは、世界最高速のベクトル型スーパーコンピュータ「SXシリーズ モデルSXー9」を製品化して、10月25日から世界で同時発売した。これは、単一チップ当たりで100GFLOPS(1ギガフロップス=毎秒10億回の浮動小数点演算性能)超という極めて優れた演算性能をもった、世界で最速の一チップベクトルプロセッサを実現したもの。1ノード当たり16個のCPUを搭載して演算性能1.6TFLOPS(1テラフロップス=毎秒1超回の浮動小数点演算性能)を、さらにそれを最大512ノード接続した、総合演算性能839TFLOPSの超大規模マルチノードシステムを実現した。

  SXシリーズは、最先端科学の研究支援ツールとして、研究者にとって「使いやすさ」と「高性能」を提供するスパコンだとNECは強調する。世界中で、これまでに約1100台の累積販売台数を誇り、特に、気象・気候解析をはじめ航空宇宙、環境、流体解析などで高い評価を得ている。

  SXー9は、従来のSXー8の13ノード(1.66TFLOPS)に匹敵する性能を、1ノード(1.6TFLOPS)で実現する、驚異的な演算性能をもったスパコンである。

  心臓部のプロセッサは、基本的に従来のSXベクトルアーキテクチャを継承。これに演算機の追加、ベクトルパイプライン数増強などのアーキテクチャ改良を加えた。 

  また、これまでの壁を破る高速化、低消費電力化など最先端技術を採用した65nmCMOS11層銅配線LSIにより3.2GHzという高周波数化を達成して、単一コアチップとしては、世界初の102.4GFLOPSという演算性能、256Gバイト/秒のメモリバンド幅を実現した。

  同社の丸山好一・執行役員常務は、SXー9製品発表会の席で「例えば気象予測計算分野でSXー9はスカラ型の機能より3〜4倍、物性計算分野でも4〜7倍優れている」と、ベクトル型SXー9の利点をアピールした。

  さらに、設置面積と消費電力において、従来のSXー8の13ノード対し、同等の性能のSXー9の1ノードはいずれも約4分の1と小型・省エネ化している。コストパフォーマンスでは、従来機の約6倍である。

  同社の西川岳・第一コンピュータ事業本部長は「HPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)分野でも、従来の速さだけではなく、最近はECOの観点も重視されるようになってきており、世界のスパコンランキングトップ500では補完的リストとして、世界で最もエネルギー効率のよいスパコンランキングが発表されているが、SXー9は電力性能比なら世界トップ」と説明した。

  レンタル価格は月額298万円(税込)で、今後3年間で700システムの販売を見込んでいる。既に受注もあり、20ノードのSXー8Rを導入した大阪大学サイバーメディアセンターが、10ノードのSXー9を来夏に追加導入する。(科学、11月2日号1面)



次の記事:NTTの次世代ネットワーク、来春3月商用サービス開始..
前の記事:機械学会技術ロードマップを作成、機械技術の進歩を予測..

【IT】ジャンルの最新記事
07/21(火) 新無線技術を早期実用化へ、YRPにフォー...
07/17(金) 半導体量子メモリーで世界最長量子情報保持...
07/06(月) 日本のICT製品の国際競争力評価、平成2...
06/24(水) モバイル環境の医療情報通信システム開発コ...
06/18(木) 新形式の有機LED作製、単純な構造で低コ...

 

知財情報局または情報提供各社による記事の無断転用を禁じます。

ABOUT US 免責事項 リンク 広告掲載
Copyright 2002 Braina Co., Ltd. All Rights Reserved.