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電子政府、米国が4年連続1位、日本は一つ下げて5位
IT】発信:2008/03/13(木) 09:17:25  

〜早大の電子政府世界ランキング2008、各国がレベル向上〜

  早稲田大学は、世界の主要34ヶ国における、電子政府の進捗度を評価したランキングをまとめた。これは、同大学が毎年公表しているもので、今回は2008年の調査・研究結果をまとめたものである。ランキングは、ネットワーク・インフラの充実度や、アプリケーション・インタフェース・オンラインサービスなど6指標の評価と、それらの総合評価に基づいたものをまとめている。

  総合評価では、2005年の第1回調査以来、引き続き米国が1位を維持した。日本は昨年韓国と同順位の4位だったが、今年は5位へランキングを一つ下げた。同調査をまとめた早大電子政府・自治体研究所の小尾敏夫所長は「各国が電子政府拡充に力を注いでレベルアップしてきており、日本も一層の努力が必要である」と話している。

  ランキング調査では、世界の電子政府進捗度評価において包括的な結果を得るため、今年はBRICsのインドと、南太平洋10ヶ国の代表としてフィジーの2ヶ国を追加した。これによって、調査・研究対象は合計34ヶ国・地域となった。

  ランキングトップ10をみると、引き続き米国がトップを維持しており、全体的なレベルの高さを示している。2位はシンガポール、3位はカナダ、4位は韓国で、日本は5位となった。「相対的な結果であり、ほとんど差はないが、韓国の場合は国民の電子政府サービス利用率が高いという特徴がある。日本は利用率が低い」と小尾所長は説明する。

  このランキング調査では、世界における電子政府の最新の進捗度評価について、正確性と公平性を得るために、ネットワーク・インフラ等の6つの包括的なベンチマーク指標を策定している。

  また、この調査・研究は政府のウェブサイトとICT(情報通信技術)展開の進捗度だけでなく、政府と民間(eーコミュニティ、eーparticipation、eーInclusion)の関係も分析している。

  指標別の電子政府の傾向では、「ネットワーク・インフラの充実度」に関して、ますます多くの国・地域が世界の標準レベルに近づいていると分析している。

  この指標による評価順位では、1位がスイスとオランダで同順位。3位がシンガポール。4位が4ヶ国同順位で米国、ノルウェー、オーストラリア、フィンランド。次いで8位に日本、カナダ、ドイツ、香港、ニュージーランド、台湾、イギリスの7ヶ国が同順位で続く。

  これら上位国・地域は、インターネットやブロードバンド、携帯電話、パソコンの各ユーザ、そしてセキュリティ・システムなど電子政府ネットワークを提供するための、主要で基本的な基盤が機能的に構築されているのが特徴だと分析している。そのため、人口や国土面積が小さい国・地域が有利になる点は歪めないとしている。

  さらに「アプリケーション・インタフェース・オンラインサービス」の指標では、1位が米国とシンガポール、3位がカナダ。日本はオーストラリア、香港、韓国と並んで4位。

  電子政府の促進に必要なこの指標については、各国で大きな進展が見られ、上位の国により多くの国が追いつきつつあると評価している。

  「マネジメント最適化」の指標では、昨年トップ10に入った半分の国が10位内から外れた。第1回調査以来、マネジメント最適化は重要性を増しているが、例えばノルウェーは「電子政府ノルウェー2009プラン」が確実に成果を出した結果、この指標評価ランキングで第1位のICT先進国に躍り出た。

  このほか「ホームページ」「最高情報統括責任者(CIO)」「電子政府の戦略・振興」の指標がある。

  「ホームページ」ではカナダ、香港、米国が1位、韓国、ノルウェー、スウェーデンが4位。日本はオーストラリア、フィンランド、インドと同じ7位。各国ともかなり改善して、使い勝手を競っている状況だと分析している。

  「CIO」では、1位が米国、シンガポール。日本はカナダと並んで3位に入っている。CIO分野でトップランキングに入っている国は、総合評価ランキングでも上位国となる傾向を示しているという。

  「電子政府の戦略・振興」では、日本がカナダ、米国、シンガポールと肩を並べ1位に入った。これら4ヶ国は、いずれも昨年よりこの指標でスコアを上げた。(科学、2月22日号1面)



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