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組込みシステム信頼性確保へ、産総研関西センターに中核施設整備
【IT】発信:2008/06/20(金) 16:02:29
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〜研究開発・人材養成の産学官連携活動を強化〜
産総研は、関西センターにソフトウェア信頼性技術を開発するための中核施設を整備し、産業界や学界と協力して産学連携により先端研究、技術移転および技術者養成活動を加速することにした。
携帯端末や情報家電、自動車、医療機器など、様々な電子機器にコンピュータを組み込んだ「組込みシステム」の需要が急増しており、そうした危機の不具合が発生すると影響が大きいため、その信頼性向上が重要かつ緊急の課題となっている。例えば、昨年10月中旬に発生した駅の自動改札機のトラブルが260万人以上に影響を及ぼすなど、交通システムに関係するシステム障害が連続し、組込みシステムの信頼性への不安が急速に高まってきており、信頼性確保へ向けた対策が急務である。
産総研ではこれまで、関西センターのシステム検証研究センターにおいて、数理的技法(形式手法)を中心にシステム検証技術の研究活動を展開してきた。今回はその活動をさらに広げるため、中核施設として「組込みシステム検証試験施設」を整備し、その利用を産業界および学界に開放して、検証技術の先端研究、技術移転の産学官連携活動を開始する。
また、組込みソフト産業推進会議(宮原秀夫・会長)と共同で、組込みソフトウェア高度技術者養成のための「組込み適塾」(今瀬真・塾長)を開講し、日本全国で10万名不足していると言われる組込みソフトウェア技術者の養成に取り組むことにした。
大阪府豊中市(千里中央)にある産総研システム検証研究センターは、平成16年4月に設置されて以来、組込みシステムをはじめとした情報処理システムの検証に関する研究に取り組んできている。
一方では、平成19年8月に、関西を組込みソフト産業の一大集積地とすることを目的とした「組込みソフト産業推進会議」が設立された。同会議は、関西経済連合会に事務局をおき、NTT西日本、ダイキン工業、シャープ、松下電器産業のほかソフト会社、阪大など諸大学、産総研などの産学官各組織からの参加を得て、組込みソフトウェアの技術者養成を中心に活発に活動している。
そこで、これらの活動を一層拡大するため、経産省は公的な検証試験施設を産総研関西センターに設けることとし、平成19年度補正予算事業により「組込みシステム検証試験施設」の整備を行なうことにしたものである。
システム検証研究センターでは、今後、同センターでの研究成果を活用した技術移転を進め、共同研究と人材養成によって、検証技術を中心とするソフトウェア信頼性先端技術を関西に集積し、日本の産業競争力強化へ役立てたい考えである。(科学、6月6日号5面)
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