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超臨場感フォーラムが公開立体ハイビジョンのIP伝送
【IT】発信:2008/06/23(月) 10:56:50
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〜世界初、実証実験に成功、家庭への配信に見通し〜
超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF、原島博・会長)と情報通信研究機構(NICT、宮原秀夫・理事長)は共同して、世界で初めて立体ハイビジョンIP伝送実用化実証実験に成功した。
これはNHKが開発した立体ハイビジョン映像を、小さな伝送単位(パケット)に分割してネットワーク伝送し、受信側でパケットからデジタル映像に復元して立体ハイビジョンを視聴できるようにした実験。この成功により、高品質な立体ハイビジョンを家庭へネットワーク配信する夢の実現へ大きく前進した。URCFは東京大手町のサンケイプラザで6月4日に定期総会を開き、その後にデモ展示会とシンポジウムを開催したが、展示会でも生中継でこの立体ハイビジョン伝送実験を公開した。
2011年の地上デジタル放送への完全移行でデジタルハイビジョン放送が普及しつつあり、立体ハイビジョンについても機材の小型化や高画質化、ローコスト化が進み、立体映像の撮影技術や表示技術が進歩してきた。表示装置については、立体ハイビジョンが見られる、XPOL搭載の立体テレビも店頭販売が既に始まっている。
しかし一方では、伝送機材の開発が課題として取り残されきた。そこでURCFでは、競技場やイベント会場から劇場や展示会場等に高画質な立体映像をリアルタイムで配信でき、かつ商用サービスが今春始まった次世代ネットワークNGNにより、立体映像を家庭配信する伝送システムの研究開発と、その実用性を実証する通信実験に取り組み、今回の伝送実験に成功した。
公開実験では、NICTけいはんな研究所(京都)と展示会場を、研究開発用高速回線JGN2plusとNTT回線を介して結び、家庭向けのローエンドおよび高品質なハイエンドの2タイプについて、立体ハイビジョン映像を生中継して見せた。
立体テレビには、右眼用と左眼用の映像が走査線の1本おきに交互にはめ込まれた映像を、偏光眼鏡をかけて見ることで立体視化する「XPOL」を用いた。
展示会場のXPOLのテレビ画面に映し出されたけいはんな研究所内の映像を、偏光眼鏡をかけて見ると見事に鮮明な立体映像が浮かび上がった。
展示では、このほかにCGゲームの立体視試作版(バンダイナムコゲームス)、高品質な立体映像製作技術(キラ図研究所)、飛び出す電子絵本(大日本印刷)、光ファイバーを束ねた3次元像の伝送(NHK)、さらには香り通信(NTTコミュニケーションズ)や3次元臨場感が得られる聴覚ディスプレイ(東北大)、任意の音響空間を伝送して再現する研究(名大)など、映像、音、香り等を駆使して超臨場感を伝えるための様々な研究やサービス・技術を紹介した。(科学、6月13日号1面)
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