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IBMと東京応化、次世代太陽電池製造プロセスを共同開発
【IT】発信:2008/07/09(水) 11:54:31
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〜CIGS太陽電池の量産へ〜
IBM(米国ニューヨーク州アーモンク、サミュエル・J・パルミサーノ会長)と東京応化工業(神奈川県川崎市、中村洋一・社長)は、新方式の次世代太陽電池製造プロセスおよび大面積太陽電池モジュール量産化プロセス技術について、共同開発することを決めた。
両社は、現在の主流であるシリコン結晶系太陽電池で課題となっている原材料確保と、製造過程での電力使用量の問題を解決するため、発電効率と生産効率を向上できる次世代太陽電池として期待される、非シリコン系のCIGS(銅Cu・インジウムIn・ガリウムGa・セレンSe)太陽電池に注目し、その量産に適した製造プロセス技術や材料、装置の共同開発を進める。
IBMのリサーチ部門では、光電変換層にCIGSを用いて常温・常圧下で太陽電池を製造するプロセス技術の開発を進めており、15%以上の発電効率の達成へ向けて取り組んでいる。
このIBMの技術と、東京応化が半導体・液晶パネル製造分野で培ってきた塗布技術、そして高純度化学薬品を融合させることにより、大型基板を用いた太陽電池の製造を可能とする、新しい太陽電池モジュールの量産化プロセス技術を開発するのが今回の共同開発の目的である。
CIGS太陽電池は、光電変換層が数ミクロンと薄く単結晶シリコンよりも発電効率がいいため、次世代太陽電池として期待されている。しかし、従来のCIGSの薄膜製造には蒸着法が用いられ、大型基板による製造や量産時のコスト削減が課題であった。
共同開発で目指す技術は常圧下での材料塗布を可能とし、また製造装置への設備投資削減、材料の使用量低減がはかれるため、太陽電池モジュール製造過程で大幅なコスト削減に道を拓くキー・テクノロジーになると期待されている。
地球温暖化対策の一つとして、クリーンエネルギーの太陽電池は、今後の急速な市場拡大が見込まれているが、両社は今回の共同開発を通じて、地球環境に配慮した社会の実現に貢献できる、新しい低コストの次世代太陽電池製造プロセス、次世代太陽電池製造用材料および装置の開発を加速させていく考えである。(科学6月27日号5面)
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