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酵母でバイオディーゼル用燃料生産、北海道農畜産加工副産物利用
バイオ】発信:2008/08/22(金) 16:05:50  

  農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)北海道農業研究センターの高桑直也研究員ら(寒地バイオマス研究チーム)は、農畜産加工副産物を原料にバイオディーゼル用燃料(BDF)生産が可能な酵母菌を発見した。酵母の培養原料に、北海道で大量に発生する砂糖生成副産物のビート廃糖蜜、チーズ製造副産物のチーズホエー(乳清)を利用することから、食糧と競合せずにBDFとして効率的に脂肪酸エステルが生産できると期待される。

  研究チームは今回、100種以上の酵母の培養実験を実施。脂肪酸エステルを生産する酵母菌株(TYC−19)を発見した。

  研究チームが発見した酵母は、廃糖蜜の主成分「スクロース」とチーズホエーの主成分「ラクトース」という異なる構造を持つ糖質の両方で旺盛に増殖できるのが特長。それぞれの培養菌体から調整した脂肪酸エステルの化学構造も同等の組成分であるため、安定した品質での生産が見込める。また、培養菌体からの脂肪酸エステル抽出は、メタノール等有機溶媒1段階で可能なため、効率的な生産が期待できる。

  現在BDF生産には、廃食油等が原料に使われているが、回収して用いる場合、その回収コストや、様々な植物由来の油が混在して品質の安定化が難しいなどの課題がある。一方、ビート廃糖蜜とチーズホエーは主成分が糖質で液状、北海道で大量に発生するので、バイオ燃料の効率的な地産地消が可能になるという。(科学、8月8日号2面)



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