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航空機搭乗時の宇宙線被曝線量、任意路線で計算
その他】発信:2008/10/17(金) 17:22:03  

  放射線医学総合研究所放射線防護研究センターの保田浩志チームリーダーらは、任意の空港と空港との間を行き交う航空機に搭乗した際に受ける、宇宙線による被曝線量を精緻に計算できる個人向けプログラム「JISCARD EX Personal Edition」を公開した。放医研の航路線量計算システム(JISCARD)のウェッブサイト(URL)からダウンロードできる。

  これまで放医研では、日本発着の国際線63路線について、代表的な飛行条件での被曝線量の計算値を提供していたが、今回のプログラムでは、航空機の乗務員などからの要望に応え、国内外の任意に選んだ空港間について被曝線量が計算できるようになった。

  プログラムには、最近国内で開発された大気中の宇宙線強度を精緻かつ迅速に計算できる最新の数学モデルPARMAを採用。世界に先駈けて、国際放射線防護委員会(ICRP)が07年に刊行した新しい勧告を線量計算法に取り入れた。

  また、広く普及している表計算ソフトのExcel上で動作するため、気軽に簡単に扱えるのも特徴。ダウンロードしたExcelワークブックのファイルを開き、航路データを入力して線量計算ボタンを押すだけで、宇宙線による被曝線量を計算し、結果をレポート形式のワークシートに表示。線量率や飛行高度等の時間推移を現したグラフや、世界地図上に飛行航路をプロットした画像も自動的に作成する。

  航路データがなくても、簡単な操作で空港検索用のプログラムを起動し、グーグル・マップの画面上で発着空港の位置情報を簡単に取得でき、空港間の飛行時間も大円軌道(球面上を直線で結んだ航路)の距離に基づいて自動的に算出する。

  このプログラムを使うことで、航空機の乗務員や頻繁に海外旅行する人などが、自分の受けた線量を知ることができるようになる。また保田チームリーダーは「放射線に対する理解を深めるための教育などにも利用してもらいたい」と話す。(科学、10月3日号2面)



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