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世界最高級のゲノム受託解析サービス、日中で相互に提供開始
【バイオ】発信:2009/07/10(金) 15:33:32
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〜理研ジェネシスと中国BGIが提携〜
理研ジェネシス(塚原祐輔社長、神奈川県横浜市)は、DNA解析で世界トップレベルの研究所である中国シンセン市に本社を置くBGI(Beijing Genomics Institute、中国名:華大基因研究院)との間で、相互にゲノム受託解析サービスを提供し合う業務提携を結んだ。両社は、それぞれが誇る世界最高レベルのゲノム解析受託サービスの包括的提供を、日本と中国で6月22日から開始した。
理研ジェネシスは、理化学研究所ゲノム医科学研究センターの技術を受け継いで一昨年10月に発足した。人の全ゲノムのDNA配列は個人により僅かに異なる個所(多型)があり、その1塩基多型(SNP)の違いで、例えば個人がある特定の病気になりやすかったり、薬の副作用が激しかったりする。同社は最先端解析装置を活用し、このSNPの違いを見つけるSNPタイピング受託解析について、世界トップレベルのサービスを提供している。
一方のBGIは、次世代シーケンサー30台を保有して、世界で初めてアジア人のゲノム、またパンダやキュウリのゲノムのドラフトシーケンスを完了するなど世界トップレベルのDNA解析研究所であり、海外展開も多く進めている。10年前に北京で発足したが、その後シンセン市に本拠を移した。
今回の提携では、理研ジェネシスが、BGIの次世代シーケンサーを用いたDNAシーケンス受託サービスを日本で受注する。またBGIは、理研ジェネシスのSNPタイピング受託サービスを中国市場で受注する。互いの技術を提供し合うのではなく解析そのものはそれぞれが行う。これにより、両社は互いにサービス提供先を広げ市場拡大を進める。
塚原社長ら理研ジェネシス側は「両社のゲノム受託解析サービスは互いに補完し合うもので、いわば自動車の両輪の関係にある」と説明している。両国の大学や研究機関などのユーザにとっては、今回の提携により、世界最高レベルのゲノム解析受託サービスをセットで受けられるメリットがあり、両国のゲノム研究の発展にも貢献できると期待している。
BGI執行主任の王俊(Wang Jun)氏は「ゲノム受託解析サービスは、研究のためだけでなく医療などに実用するのが目的である。将来はそうした分野でも提携したい」と語り、さらなる提携発展への可能性にも言及した。(科学、6月26日号2面)
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